以前から知っていましたという予定

 

神社が悲鳴をあげた夜、リクライニングはマジかってくらいマジだった。

 

石橋を殴って渡るボクサーも、歳をとってからは叩いて渡るようになったし、石橋を殴って渡るヤンキーも、大切な人を亡くしてからは抱きしめて渡るようになった。

 

生きている、その間、きっと誰もが曲がり角、きっと誰もがあみだくじのルールに抗っている。確定。

 

すべり台をすべる。果てしなく真っ直ぐに近いカーブを、ずっと、いつになれば砂場に降りれるだろうって、ずっと、木星の自転にコールド負けするスピードで、ずっと。

 

下には何もないけど、上にはゾウと全く同じ形の桃色が光っていて、きっと腐った桃をすすっている。

 

こんな雨は嫌だ。降っていて、つめた~い